ホワイトニングとは
ホワイトニングは、歯の表面に付着した色素だけを落とすのではなく、歯の表面を傷つけることなく歯の中にある色素を分解して歯の明るさを上げて白くしていくのです。
オフィスホワイトニング法とホームホワイトニング法の2種類のやり方があります。オフィスホワイトニング法とは歯の表面の汚れを落とした後、ホワイトニング剤を歯の表面に塗ります。これにハロゲンライトやレーザー、プラズマライトなどを当ててこのホワイトニング剤を活性化させ、歯の中にある色素を分解していくという診療室内で行う方法です。一方ホームホワイトニング法とは患者様のお口にあわせたトレーを作成し、その中にホワイトニング剤を入れて、自宅で一日約20分前後、2週間を目処にご自分で薬を交換していただくやり方です。
デュアルホワイトニング
当クリニックでは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用して行うホワイトニング法『デュアルホワイトニング』を推奨しています。この方法は、各ホワイトニングを単体で行うよりも短期間での白さアップが期待でき、効果も長持ちしやすいのが特徴です。
以前は、歯を白くしたいときには、歯の表面を薄く削ってセラミックを被せる方法しかありませんでしたが、ホワイトニングの技術が発達したおかげで、自分の歯を白くすることができるようになりました。
ホワイトニングの効果は、個人差がかなりあります。生まれつき歯の色が濃い人は、ホワイトニングの効果が低くなりますし、ワインや紅茶などの、歯に色がつきやすい食べ物や飲み物を好む人、タバコを吸う人などは、ホワイトニングしても、また歯に色がついてしまいます。
あまり知られていないかもしれませんが、ホワイトニングにもメンテナンスが必要です。一度白くしても、食生活によってだんだんと歯に色がついてきてしまいます。一般に、ホワイトニングをしてから半年くらい経つと、だんだんと色がつき始めます。そのまま何もメンテナンスをしないと、2年くらいで元の色に戻ってしまいます。
メンテナンスには、自宅でできるホームホワイトニングや、歯科医院での歯のクリーニング(PMTC)などがあります。定期的にケアをして、白い歯を保ってください。
ハイブリッドポリリンホワイトニング
当院では、『ハイブリッド ポリリンホワイトニング』を導入しています。
食品添加物としても認められている安全成分、「ポリリン酸」を使ったホワイトニングで、ポリリン酸を利用して歯の汚れをはがし、ステイン(着色)や歯石の沈着を防止します。痛みもなく、着色しにくく、透明感が残るのが特長です。
このような方におすすめです!
●笑顔に自信を持ちたい
●仕事やイベントなど、人前で話す機会がある
●歯の色が気になる
●若い印象、明るい印象になりたい
●歯の汚れが気になる
●結婚式や大切なイベントが近い
今までのホワイトニングとの違い
今までのホワイトニング | ハイブリッドポリリンホワイトニング | |
歯の白さと透明感 | 透明感のない白さになります | キラキラ輝く自然な白さに |
歯を守る力 | 歯にダメージが残ります | 歯がコーティングされ歯質が強化されます |
色の戻りや着色 | 施術直後は特に着色しやすいです | 汚れが付きづらく白さが長持ちします |
施術時の痛み | 痛みを感じやすく知覚過敏になる方も | 痛みを感じることは非常に少ないです |
施術直後の食事制限 | カレー・コーヒー・ワインなど食事制限があります | 食事制限はまったくありません |
次回までの期間 | 2~3週間あける必要があります | 1日何回でも大丈夫です |
ホワイトニングの注意点
ホワイトニングは、健康な方で、加齢、喫煙、飲み物や食べ物によって歯が汚れてしまったり、変色してしまった方に効果的です。ただし、以下のような点にご注意ください。
●むし歯がある場合
むし歯がある場合には、ホワイトニングができません。先にむし歯治療を終えてから、ホワイトニングをします。
●お薬の影響で歯が変色している方
昔飲んだ薬などの化学的な原因でブルー系やグレー系に歯が変色している患者様は、色が薄くなりにくい場合があります。
●審美治療を希望される方
ホワイトニングと同時に審美治療を希望される場合は、ホワイトニングを先に行って、2週間以上あけて歯の色が落ち着くのを待ってから、審美治療を受けることをおすすめします。(歯の色が落ち着く前に美容治療を行ってしまうと、後々歯の色が合わなくなってしまうことがあるためです。)
●詰め物、かぶせ物は白くなりません
ポーセレンや合成物等の詰め物やかぶせ物に対しては、ホワイトニングの効果がありません。また、ホワイトニング以前に色合わせした詰め物やかぶせ物は、ホワイトニング後、より白くなったご自身の歯との色合わせが必要になる場合があります。
※患者様によっては、ホワイトニングをしている最中に歯が過敏になり、まれに歯がしみるようになる場合があります。ホワイトニング中に施術を中断することもできますので、しみる感じがでたらお知らせください。専用のお薬を塗布することによりほとんどが回復します。
テキサス大学審美歯科講座主任教授ナサ・バージ教授より頂いたサーテイフィケート |
患者様の状況に応じて、各種類のホワイトニング剤を用意しています。 |